このブログでも何度かご紹介している、麹町の大好きなイタリアンに行ってきた。
こちらはお料理のレベルもさることながら、スタッフの方々のサービスも素敵だし、席もゆったりしていてものすごく居心地が良い。
食事を心から楽しむ体験が可能なお店。もっと流行ってもいいのに……ともどかしい思いもあるが、予約が取れなくなったら困るというジレンマ。
こちらのカプレーゼ、ブッラータチーズが美味しいのは勿論なのだがトマトの美味しさがピカイチなのだ。こんなに美味しいトマトがこの世にあるのか!と驚かされる。
冬の間はトマトをピューレにしたもので提供されるようで、今回お伺いしたのはこのトマトピューレをいただく為だったりする。
メニューに記載が無かったので終売したのかと焦ったが、本日のおすすめ前菜として君臨していたので一安心。
トマト丸ごといただくのとはまた違う、濃厚なトマトピューレとさっぱりしつつミルクのコクをしっかり感じるチーズの組み合わせ、最高すぎる。
このピューレ、トマトジュースを飲む感覚で毎日朝に食べられたら一生病気にかからない気がする。それぐらいトマトのパワーを感じる。
こちらも鉄板の極薄切り生ハム。
専用の機械でうす~~~くスライスされている。生ハムは薄ければ薄いほど美味しい不思議な食べ物。
こんなに薄いのに熟成された肉の旨味や脂の甘味をしっかり感じる。
伺った日が実は春メニューの初日だったらしく、春の新メニューとしてズワイ蟹とホワイトアスパラガスのグラタンを注文。
想像していたグラタンと違う!ホワイトアスパラが主役の一品。
ベシャメルソースを絡ませたたっぷりのズワイ蟹と柔らかなホワイトアスパラ、美味しくないわけがない。
ホワイトアスパラは去年初めて缶詰以外のものを食べたけれど、すっかり好物になってしまった。
右に添えてあるのはゆで卵のペースト。イタリアンでは定番らしい。
パン粉をまぶしたザクザクの揚げ物も良いけれど、こういうつるんとした形のフリットも大好き。春野菜はたらの芽とこごみ。
山菜は正直自分からすすんで食べない食材なのだけれど、このフリットはサクサクの衣と適度な塩気、山菜のシャキッとした歯ざわりやほんのり感じる苦みが絶妙で、美味しく平らげてしまった。
サクラマスもほくほくで柔らかくてとても美味しい。鮭より好きかもしれない。
メインはこちらも鉄板の牛スネ肉赤ワイン煮込み。
本当は色んな料理を食べてみたいんだけど、このお肉が美味しすぎて挑戦出来ずにいる。羊とか絶対美味しいんだよなあ……(隣の方が召し上がっていた)
お肉が信じられないくらいホロホロで、フォークだと崩れてしまって食べるのに工夫がいるくらいなのに、口に含むとしっかりお肉の力強い旨味を感じる。
付け合わせのポレンタも地味に好き。
もうお腹はいっぱいだったんだけど、せっかくなので春メニュー制覇しちゃおう!
と勢いで頼んだクロスティーニ。
ソラマメのペースト、北海道産のいくら、ペコリーノチーズが乗っている。
まず見た目が120点満点だし、テーブルに置かれた瞬間からペコリーノチーズの香りが鼻をくすぐるし、絶対美味しい確信を持って食べてみると期待の更に上を行く美味しさ。
空豆の香りといくらの脂と塩気、ペコリーノチーズのコク、素晴らしい三位一体。
スタッフの方に「誰よりも早く新メニュー制覇されましたね!」と言っていただいた笑。
もう本当にこのお店が大好きだ。何を食べても間違いなく美味しい。一品一品の量が結構あるので色々食べるにはお腹具合が…と悔しく思うのに、あまりに美味しいのでもうちょっと食べたくなるという矛盾をいつも感じてしまう。
ご飯をめちゃ沢山食べたので、お酒は控えめにプロセッコとロゼを1杯ずつ。プロセッコすごく好きだった。
ご馳走様でした!