呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

トラットリア クアルト@新宿

新宿という街、今までほぼ全ての職場で定期券内だった事もありよく買い物に立ち寄っていたのだが、意外と食事や飲みで使う事が無くて、あんなに色んなお店があるにも関わらずここが好き!というお店があまり無かった。
しかし先日友人とランチに行ったこちらのお店、すごく良かったので夜も行ってみたいと思い再訪。

https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13162182/

ランチで伺った際の記事はこちら。

アラカルトで伺ったのだが、メニューが豊富で注文を決めるのに20分くらいかかってしまった笑

最初はイチゴのカプレーゼから。
普通にトマトのカプレーゼもあったのだが、期間限定の文字に心をくすぐられてしまい注文。
イチゴの酸味がモッツァレラのまろやかなクリーミーさで中和されて美味しかった!
トマトのカプレーゼの方が好みではあるけど、こういう変化球も楽しいし、何より見た目がとっても華やかですごく気分が上がる。

これなんだったかな…お肉のサラダをめっちゃカッコ良い名前で表現した料理だったと思う。
自分には味付けが薄く感じられて、正直あまり好みではなかった。
ここまで食事を頂いて、ランチは良かったけどディナーはそうでも無いかな?
料理の選択が悪かったか?と密かにがっかりしてしまっていたのだが、早くも次の料理でさっと手の平を返す事となる。

チキンのフリカッセ。
これがまあ~~~~~~~美味しかったこと!!!!!
フリカッセ、以前京橋のレストラン サカキさんでディナーのメインとして頂いて知り、あまりにも好みの料理すぎて大好きになった。
クアルトさんのメニューを見て一番最初に注文を決めたのも前菜やサラダを差し置いて実はこれだった。
要はチキンのクリーム煮なんだけど、炒めてから煮込むので表面がカリッとしている。
最初から煮込んだ柔らかいお肉でも勿論美味しいのだろうけれど、このカリカリの食感がコクのある濃厚なソースで重くなった口の中で存在感がはっきりと立っていて、フリカッセならではの美味しさを生み出している。
お肉そのものに結構しっかり目に味が付いていて、一見するとくどくなりそうなんだけど不思議と味がごちゃつかない。簡単そうに見えるけどこれは家庭では作れない味だと思う。

ゴルゴンゾーラのリゾット。
これもすっっっごく美味しかった……ゴルゴンゾーラって癖が強いから苦手な人も多いけれど、好きな人間にはたまらなく惹きつけられる香りなんだよな。
私はどうもこちらのお店のクリーム系のお料理の味がドンピシャのようだ。
上にかかっている黒いソースはバルサミコ酢で、独特のこってりした酸味が味も香りも強いゴルゴンゾーラの中で良いアクセントになっており、最後まで飽きずに食べられる。

本日のお肉料理、確かハラミのステーキだったかな?
昔は美味しい物なんてたくさんあればあるだけハッピーだったが、今はこういう美味しいお肉は数切れ頂くのが一番美味しいのだと思っている。
上に粉チーズがかかっているのがトラットリアらしくて良い。柔らかいけどしっかり食べ応えがあり、すごく美味しかった。

〆のデザートはクレームブリュレ
ティラミスと迷いに迷ってブリュレを取った。アイスブリュレのような感じでかなり冷えており、半分凍っているような感触。トロトロのブリュレも大好きだが、こういうアイスっぽいのも美味しくて好き。
結構ボリュームがあったが、甘さが控えめでペロリと別腹に収まってくれた。

途中少し不安を感じる場面もあったが、ランチ同様ディナーもとっても美味しい素敵なお店だった。
人気のあるお店なので常に人で賑わっているが、店員さんも多いしサービスが行き届いているのでストレス無くゆっくり楽しめる。
全体的に量が多いのでどちらかと言うと健啖家向けかも。
姉妹店もあるようなので、そちらもその内行ってみたい。ご馳走様でした!