呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

卜傳@銀座

私は今、2足のわらじを履いている。 士業の事務所で昼間は事務職をしながら、週に2回ほどバーでのアルバイトもしているのだ。

そのバーのアルバイトのママ(以降Mさんと呼ぶ)は美味しいものを食べるのが好きかつ私が食いしん坊なのをご存じなので、たまに「明日の朝早くなかったらご飯行かない?」とか「一杯サクッと飲みに行かない?」と声をかけて下さる。 そんな流れで先日伺ったのがこちらのお店。

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13013421/

我々以外は見事に綺麗なお姉さまとおじさまのアフター組ばかりだったが、それも納得の店構え。 韓国料理店というと、私の中では気軽に入れる雰囲気のこじんまりしたお店だったのだが、こちらのお店はホテルのレストランですか?と聞きたくなるような煌びやかな内装で、店内も広い。 その割にお料理の値段は高すぎないので、銀座の街では重宝するだろう。

まずはナムルの盛り合わせ。 右上はなんとニンニクのナムル。翌朝の心配はあったものの、美味しかった。

チョレギサラダ。 サラダ界で私の中ではシーザーサラダに次いでお気に入り。

半熟卵のソムリエジャン添え。 これが!!めっちゃ美味しかった!!! マヨネーズっぽい白いソースと、コチュジャン的なピリ辛の味噌。 柔らかすぎず固すぎない最高の状態の卵。 とってもシンプルで味の予想も出来たのに、口に含むと期待以上の美味しさが広がる。 Mさんとも美味しい美味しいと一頻り騒いで、この後おかわりした

豚足の炙り醤油焼き。 AIに「美味しそうなお肉の写真」をリクエストしたらこれが出てくるんじゃないかと思う程、破壊力のある見た目。 こんがりと香ばしい醤油の香りが鼻をくすぐり、かぶりつけば肉汁たっぷりのプルプルお肉とカリッとした皮によるWパンチ。 豚足、苦手な方もいるらしいけど私は大好き。

チーズチヂミ。 文章でお伝え出来ないのが残念な程、焦げたチーズの得も言われぬ良い香りがテーブルに置かれた途端に充満した。 チーズ○○を語っておいて実際はチーズがあまり感じられない料理が許せないチーズ好きとしては、食べる前から花丸だった。 実際に食べてみても、これでもかというくらいチーズがとろりとたっぷり入っていて、完全にチーズが主役のチヂミで大満足。 上に載っているかつお節がまた、チーズのコクに旨味を足してくれて意外とあっさりいただけた。

チャンジャのキンパ。 昔働いていた会社の社長夫人がとてもお料理上手な韓国の方で、お手製のキンパをご馳走して下さった事があった。 私はそこで初めてキンパを食べ、その美味しさに感動しそれ以来キンパが大好きになった。 チャンジャのキンパは珍しいなと思い(チャンジャも大好き)頼んでみたが、ほんのり辛いチャンジャとご飯、ゴマ油の香る韓国のりのバランスが良く、とても美味しい。

海鮮チヂミ。 先程のチーズチヂミが美味しかったので、チヂミおかわり。 こちらのチヂミもたっぷり海老やらイカやらが入っていて、サクッとした軽い食感もあいまってパクパク食べてしまった。

丸ごとトマトジュース。 Mさんは仕事後には飲まない方なので、私もノンアルコールを…とメニューを見て、トマトジュースが好きなので頼んでみた。 トマトそのまま潰してます!という感じのドロドロした濃厚さで、トマトが赤くなると医者が青くなる、なんて言葉が浮かぶくらい美味しくて体が喜んでる!と思えるジュースだった。

振り返ってみると、深夜の24時過ぎにどれだけ食べるんだよと自分たちの食欲にびっくりしてしまったが、隣のテーブルの方々も鍋を頼んだりしていたので、銀座ではこれが平常運転なのかもしれない。

ご馳走様でした!