呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

フリーターとしての生活

プロフィールにも少し書いてますが、私は現在東京のどこかでフリーターをしている
30代の一人暮らし女性です。
肩書きだけ見る中々どうしてヤバい状況だなと思うのですが、実際は結構楽しく暮らしています。むしろコロナが無ければ今までで一番ストレスレスな生活を送れている。
コロナが無ければフリーターになる事も無かった可能性が高いので、まだ何が正解なのかは分からないけども。
せっかくブログを始めた事だし、自分の今までの職歴でも軽く認めてみようかと思います。

正社員時代

その①~賃貸広告業~

まず、私は4年制の大学を卒業している。
しかし就活が嫌で嫌でたまらなく、ESを書くのも面倒くせ…北斗の拳のゲイラばりの怠惰っぷりを発揮。

こいつがゲイラ

確か3通くらいはES出したかな?5通は出したっけ?
正確には覚えてませんが、10通は出してないのは確実です。
そんな駄目駄目就活生の私は、ある日リクナビを見ていて「ES不要!」の文字におっ!と反応し
あまり深く考えずにリクナビからエントリー。
1次選考と2次選考はグループディスカッションでESは不要との事。
グループディスカッションも全く経験が無いのでちょっと尻込みしましたが、ES書かなくていいならとりあえず行ってみるか…とその会社へ。
1次選考では「働くとは何か」というテーマについて、2次選考では「ビジネスマンとはどうあるべきか」というテーマだったと思います。
大体1チーム4、5人に分かれて、それぞれその会社の社員さんが1人チームに配属されてメモなども取らずただひたすら討論、というか雑談。
別の会社のディスカッションでは進行役とか書記とかちゃんと決めてって感じだったので、こんなに緩くて良いのか?とびっくり。
大した事は話せなかったと思うけど何故か通過。3次選考が社長・副社長との最終面接でその前に任意で人事の方とお話しする機会が設けられました。もちろん人事の方とお話しさせてもらう事に。
「何で自分をここまで選考に進めていただいたんですか?」と今考えたら火の玉ストレートな質問をすると、「色々あるけど、一番は素直だから」と仰っていただきました。これはすごく印象に残っている。
最終面接も無事に通過し、とにかく就活を早く終わらせたかった私は即内定を受諾。内定ブルーなどになる事もなく、晴れて就活を終了しました。
この会社はすごく良い会社で、悩みらしい悩みは無かったし今でも連絡を取っている先輩もいたりするのですが、「なんか働きたくない」というクソみたいな理由で1年半くらいで辞めました。
ここから私のジョブホッパー街道が始まります。

その②~専門商社~

新卒で入社した会社を退職し、間を空けずに次の会社へ。この時は在職中に転職活動をしてたのか…(遠い目)
次の会社はある商品を海外から輸入し、それを国内に卸している専門商社。
商品はちょっと特殊過ぎて身バレしそうなので伏せますが、ほぼほぼ独占企業みたいなものだったので相当儲かっていたと思います。その割にボーナス無かったけど
社長は先代の子供で、社長の奥さんが経理を担当しているという典型的な家族経営&ワンマン会社でした。が、何故か私は社長の奥さんに気に入られており、仕事に必要な資格を取る前に「多分受かるでしょ」と資格手当分の昇給をしてもらったり(これが圧となり資格は取れた)、お昼ご飯にちょっと良いものをご馳走してもらったりしていた。
事務は私ともう1人女の子がいたのだが、私がこの会社に在職している1年半の間に4人辞めていった。その内2人は解雇に近い形。多分労基とかに訴えたら何とかなったのかもしれないけど、別にしがみつくような会社でも無かったし、何なら他の会社の方がよっぽどまともなので2人ともそのまま辞めてしまった……社長はクソだけど社員さん達とは辞めていった人含めて仲良くしてたので悲しかったな。
ここは仕事も楽で給料もそこそこだったんだけど、社長への苛立ちが限界突破してしまったので退職。
なんで売り上げが厳しくてボーナスが出せないのに沖縄に別荘は買えるんですかねえ

ちなみに私の後任として雇った女の子から聞いたところによると、私が在籍していた当初は海外に留学していた社長のドラ息子が帰国し、まとまりかけてた商談に首を突っ込んで先方の不興を買って話を白紙に戻されたりと散々迷惑をかけた挙句、社外の女性への暴行で逮捕されたらしい。
本当にさっさと辞めて良かった。その女の子も勿論逃亡済みです。でも会社は潰れてはいない模様。

その③~専門商社2nd~

さて、2社目を退職してしばらくブラブラしていた私。
働きたくない病が再発していたのでニートを満喫していたが、貯金が70万を切り流石に焦りだす
当時を振り返ってみても、よくこんな資金しか無いのにアルバイトもせずニートしてたと思う。
しかも「失業保険があったら余裕ぶって就活しなさそう」という自分の事を分かってるんだか分かってないんだかの謎理論で失業保険の申請もしていなかった。今振り返っても当時の自分がクレイジー過ぎて笑っちゃう。失業保険が無くても2か月くらいニートしてたし……
で、就活した結果またしても専門商社に入社。
今度の会社も海外の本社から商品を輸入して日本で販売するという、日本総代理店のような会社。
スポーツ関係の商品だったのだが、私はスポーツはやるのも見るのもからっきしで、商品に対する興味も知識も微塵も無かった。仕事に必要な知識は入社してから覚えていったけど。
ここは給料も良くて残業も無くて、事務方の社員さんやパートさんとも仲良くなって、めちゃくちゃ良かったんだけど、肝心の商品が日本で売れ行きが悪かったので、その内会社の存続が危なくなりそうだな……とこっそり在職中に転職活動開始。無事次が決まって退職届を出したら、その1週間後に本社から日本の会社の解散が決定された
この会社の事務の方々とは、今でも年に数回くらいで会う仲です。

その④~小売業~

これは書こうかどうか迷った。何故なら2日しか働いていないから
これまで働いてきた会社は事業内容に興味があったわけでは無かったけど、この会社は自分が大好きな分野の業種で、働けるのをすごく楽しみにしていた。
けど、実際に働いてみたら面接で聞いていた話とは待遇その他諸々が全然違いすぎて、これは保険とかに加入する前に辞めなければ…と2日目の営業時間後に即社長に退職の意を伝えた。
仕事内容はともかく、社長さんも社員さんもすごく良い人で、あまりにも早い退職にも怒らず話を聞いてくれて、今後の励ましまで頂いた。
ギリギリまで本当に迷ったんだけど、その分野が好きなだけじゃなくて、仕事の為に自分の事はある程度犠牲に出来る、そこまで情熱をかけられる人じゃないと続かないんだと悟った。
これは完全に私の覚悟が足りなかったせいで会社に迷惑を掛けてしまい、今でも後悔しています。

その⑤~専門商社~

晴れて無職に逆戻りしてしまった私。当時は夏真っ盛りの8月で、「夏の間はスーツ着たくないし~」とか言い訳しながら日々をのらりくらりと過ごし、秋に入って涼しくなった頃に就活開始。
海外から商品を輸入している会社に立て続けで働いていたので、またそういう会社なら受かりやすいかな~と似たような会社にエントリーし、目論見通りの会社に入社。
機械工具関係の会社だったのでまたしても商品には全く興味は無かったが、入社してしばらくは人間関係も良く、フレックス制で早朝出勤夕方退勤が実現出来ていたのもあって良い会社に就職出来たと思っていた。
しかし、この会社に在職中に例の新型コロナ騒ぎが勃発。
私は濃厚接触者になってしまい、PCRは陰性だったものの2週間の自宅待機を余儀なくされた。
その間は会社のノートパソコンでテレワークさせてもらっていたのだけど、どうしても印刷しなきゃいけない資料などは出勤している人任せになってしまうので、ご迷惑をかけてしまった。
ようやく2週間の待機が終わり、出社してみるとほとんどの社員さんは心配の声をかけつつ温かく迎えてくれたのだが、1人だけ私を無視するようになった人がいた。
その人とは2人で遊んだりした事は無いものの、趣味が似ていてオススメのDVDなんかを貸し合うくらいの仲ではあったので、突然態度が変わってしまいびっくりした。
迷惑を掛けてしまったのは事実だし、その内前みたいになれるだろうと思って気にしないようにしていたのだけど、どんどん態度はエスカレートしてきて、その人が抱えている面倒な案件を碌に引継ぎもせず押し付けられたり、取引先からの出荷に関する連絡をわざと教えてもらえなかったりと嫌がらせの域に入ってきてしまった。
それでもう疲れてしまって、こっそり転職活動を開始。在職中に内定を頂き、退職した。
ちなみにこの会社では、退職する人の最終出社日に皆で最後に贈り物をする時間を設けるのだけど、私の最終出社日にこの人は午後休を取っていていなかった笑。当時40歳だったはずだが、幼稚すぎて笑ってしまった。
退職する時、社長にこの人の嫌がらせに辟易していた旨を伝えたんだけど、実はこれまでに辞めていった女性社員全員から同じような訴えがあったらしい。何とかしないとこれからも人が定着しないぞ。

その⑥~メーカー~

さてさて、ようやく正社員時代の最終章である。
この会社はリクナビとかマイナビみたいなでっかい転職サイトじゃなくて、もう少し小規模だけどその分会社の取材をすごく丁寧にしているサイトで見つけた。
扱っている商品は自分にも興味がある分野だったので、内定を頂いた時はすっごく嬉しかった。
けど、実際に働いてみると休日にもお客様の問い合わせ対応などで実質働いていたし、残業代はつかないし、何より社長のパワハラがすごかった……
私が直接被害にあったわけではないけど、すぐ近くで2時間近く他の社員さんが怒鳴られ詰られているのを見るのも聞くのもきつかった本当に。
男性の怒鳴り声がものすごく苦手なので、かなり精神的に参ってしまい、甘っちょろいかもしれないけど1か月半で退職した。
ちなみに社長の性格上すんなり退職が受け入れられる筈が無いと思い、初めて退職代行サービスを使いました。本当に自分ではほぼ何もせず、引継ぎ(入社間もない為ほぼ無かったけど)の資料を作って弁護士さんから送ってもらうくらいで、本当にスムーズに退職出来ました。
このサービスを初めて知った時は驚いたけど、まさか自分が使う側になるとは。
そして使ってみて初めて、こんなサービスが生まれてしまうような会社が沢山あるんだなと実感。
労働者を虐げる会社は本当に無くなって欲しい。

そして現在

ようやく現在まで辿り着いた~!
これまでの職歴を経て、私はある結論に思い至る。

「私、正社員で働くの向いてないな……?」

これまでは何となく周りも正社員で働いているし、と正社員にこだわって就活してきたんだけど、もうちょっと緩く働いてもいいんじゃないかと思い、アルバイト生活を始めました。
まあ、コロナで色んな楽しみが潰れてしまってヤケクソになっていたのもある笑。
でも結果的に、今は全くストレスの無い生活が送れているので問題無し。
前は海外旅行にちょくちょく行ってたんだけど、今は行けないからまとまったお金が必要な場面もそうそう無いし。友達も、アルバイトで働いてると言って眉をひそめるような人はいないし。
今の仕事は法律事務所の事務です。退職代行を使った事で「弁護士さんて今はこんな仕事もしているんだ~」と興味を持ち、弁護士会が運営している求人サイト的なものから応募しました。
(退職代行でお世話になった事務所ではありません笑)
今後の人生によってフリーターじゃやっぱり駄目だ、となる事もあるかもしれないけど、当分はこのままのんびり暮らしていこうと思っています。