呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

すし処 麹町みやこ@麹町

書こう書こうと思いつつまだ記事を書いていないけれど、実は転職をした。
10月から新しい職場で働き始めているのだけれど、職場のNさん改め前職場のNさんが送別会がてらみやこさんにお誘い下さったので、ありがたくご一緒させてもらった。
みやこさんは前の職場から程近く、大将さんも女将さんもすごく気さくで大好きなお店。

ご挨拶がてらランチに伺おうと思っていたが、ランチの営業日が出勤日と被っていて伺えず残念に思っていたところのお誘いだったので、渡りに船とはまさにこの事。ありがたい。

鯛の昆布締め

淡白な鯛に昆布の旨味がぎゅっとしみこんで、噛めば噛むほど美味しいやつ。
昆布を食文化に取り入れた日本のご先祖様偉すぎる。

あわび

生の貝はあまり好まないが、火を入れた貝は大好き。
あわびの弾力があるのに歯でサクサク噛みきれる食感は癖になる。
プチプチにハサミを入れたときにス~ッと切れていく気持ちよさに近い(そうか?)

まぐろの白醤油漬け 柚子胡椒風味

こちらでよくおつまみに出される一品。めちゃくちゃ美味しい。
普通の醤油の漬けほど尖った塩気はなく、柔らかな白醤油の香りに柚子胡椒が効いている。

茄子の焼き浸し

茄子という野菜はどう食べても美味しい。何故火を入れるとあんなにもトロトロになるのか。
どういう原理なのか。茄子が嫌いな人間とは残念だが分かり合えない。
煮浸しも美味しいが、焼き浸しもほんのり香ばしくて美味しい。

ずわい蟹

蟹の唯一最大の弱点である食べにくさを取り除いていただき、最強になってしまったずわい。
かに酢を出していただいたが、そのまま食べても美味しいし、蟹味噌に食べても濃厚でオツ。

かつお

なんという血色の良いカツオ……!
もっちりした食感で美味しい。

刺し盛り

私、実は最近ブログ用に頂いた食べ物のメモを取るようにしているのだが、これは刺し盛りとしか書かれておらず、過去の自分の無能っぷりに震えている。
どれもすごく美味しかったとしか書けない自分が不甲斐ない……

11/9追記:
Nさんが上から時計回りにまぐろ、赤貝、いわし、鰤だと教えてくれた。ありがとうございます!

きゅうりのたたき

ここで箸休め的なきゅうりが来るの、嬉しい。
きゅうりってそれ自体にはほぼ味がしないのに、塩昆布や味噌や梅干しという戦友が来ると途端に化ける面白い野菜だと思う。

いわしのつみれ

生姜の効いたおつゆにホロホロのつみれ。
お寿司屋さんで温かい食べ物が出ると何だが嬉しくなってしまう。

アジのなめろう

なめろうという食べ方を考えた人は天才でしかない。
名前の由来は皿を舐めるほど旨いから、もしくは滑らかな舌触りだからと2つの説があるらしいが、私としては前者の説を推す。

まぐろの湯引き

まぐろを湯引いて生姜醤油をかけたもの。
写真だと一見してお肉みたいだけど、というか実物もお肉みたいだったけど、一口頂くとあっさりして柔らかいまぐろにキリっとした生姜醤油がよく絡んで美味しかった。

石垣貝

初めて頂く貝。すごく身が甘くて美味しかった。
生の貝も最近は結構好きになってきたかもしれん。

いくらとうに

ここからは握り。
しょっぱなからイクラとウニの二大巨頭を出してくるとは……RPGで言ったら最初の町でラスボスが出てくるぐらいの反則行為。でも美味しいから許しちゃう。

小肌

濃厚なネタの後にこういうさっぱりしたネタが来ると舌が毎回新鮮に美味しさを拾ってくれる気がする。
お寿司屋さんで頂く小肌、大好き。

大トロと中トロ

さっぱり系からのまたもやとんでもないエース級が肩組んでやってきた。
大トロなんて、人生で何度目だろうか……
魚の脂ってどうしてこうも口の中でほどけるように融けていくんだろう。
なんだかんだ日本人のDNAは魚に惹きつけられる運命が刻まれているに違いない。

穴子

穴子自体にしっかり脂が乗っているので、ツメはこれくらいの量で充分。
全くくどさがなく、甘辛くて柔らかい至福の味わい。

とろたく

最後にどうしても大好物のとろたくが食べたくて注文。
たくあんのさっぱりした甘さと塩気が絶妙にとろの脂や濃厚さを中和して、終盤でお腹いっぱいなのにいくらでも食べられそうなくらい美味しい。

今回もつまみから握りまですご~~~く美味しかった。
大将と女将さんの2人にご挨拶も出来たし、こちらのお店は食事が美味しいだけじゃなくて楽しい空間をも提供して下さるところが大好き。
お誘いして下さったNさんにも感謝しかない。ご馳走様でした!