9/23から24にかけて、1泊2日の超弾丸帰省をした。
JALのマイルが丁度帰省の往復航空券分くらい貯まっており、それが10月で切れてしまうのでもったいない！と慌てて決めた帰省。
どこかにマイルでサクッと一人旅する事も考えたが、京都に行きたいお店があったのと551が食べたかったのとで無難に関西へ帰ることに。
台風15号の影響が出ないか心配していたが、行きも帰りも無事飛行機は飛んだ。
というか、関西はほぼ雨は降っておらず、長傘とレインブーツを着ていた私は明らかに異質な存在だった……
朝は7：30羽田発の伊丹空港行き。
空港までの電車も空港の保安検査場もすごく混んでいた。ビジネスなのか観光なのか分からないけど旅に出る人が多いのは良い傾向で嬉しい。
伊丹空港に着いてお手洗いに行ったのだが、その際に指輪を洗面台に置き忘れてしまう。前回の帰省時にルクアで買ったお気に入りだったので、意気消沈しながら梅田行きの阪急電車に。
友達との待ち合わせまで時間があったので、ホワイティ梅田をねりねり練り歩く。
朝10時でも普通に立ち飲み屋にお客さんがいっぱい入っていて、お腹も減ってるし心底混じりてぇ～…と地団駄を踏んだが、友達との美味しいランチを胸に何とか理性を振り絞って我慢。
ぶどう亭 - 東梅田/洋食 | 食べログ (tabelog.com)
一日目のランチはこちらへ。
開店とほぼ同時に着いたのだが、すでに一巡目のお客さんで店内は満席なので外に並んで待つ。
隣のうどん屋さんも有名店らしく人が並んでおり、ちょうど並んでいる列が対面する形になっていたので、綱引きの号令待ちのような謎の緊張感があった。
席数は多分20席くらいの小さなお店。
食べログ百名店のシールはよく見かけるが、アクリル板？みたいなのは初めて見た。
というか2022年の百名店が既に選出済みである事に驚く。
どのメニューも美味しそうで外に並んでいる間中ず～っと考えていたが、蟹クリームコロッケとエビフライはどうしても外せなかったので、唯一どちらも最初からセットに入っている上記の組み合わせに。
ハンバーグやフライ系のメニューはオプションで追加する事も出来る。
写真を撮っている間に先に食べ始めてた友達が、CMの女優ばりのリアクションで「ねえ…歯いらん…」と驚愕しながらハンバーグを食べていた。
私も続いていただきまーす！とハンバーグに箸を入れると、結構しっかり目に見えて箸でも余裕で切れるほど柔らかい。
口に含んだ瞬間に肉汁がばっと広がって、小籠包食べてるんだっけ？となるくらいジューシー。
そしてやはり箸はいらない。これは多分、歯の矯正中でも食べられるハンバーグ。
付け合わせの蟹クリームコロッケとエビフライももちろん美味しい。
ASMRは普段聞かないけれど、揚げたての揚げ物を食べた時の「サクッ」という音には何らかの脳内麻薬を分泌させる波長があると思う。
タルタルもた～っぷりかかっていて、エビフライのしっぽまで使って綺麗にいただいた。
ハンバーグから出た肉汁を絡めていただくもやしも良い箸休めとなっていて、こういう洋食セットの付け合わせにもやしは少し珍しい気もしたが、バランス調整役として大事な一役を買っていた。
ご飯とスープはおかわりOKなのだけど、次の予定もあるので泣く泣く諦める。
隣のおばちゃん２人組が、どちらも元気におかわりしながら美味しいな～！って楽しそうに食べていて、なんだかこちらまで元気になった。
京都に移動する電車の時間までまだ余裕があったので、ひとまずお茶をすることに。
確かディアモールにあるこちらに伺ったと思う。
アンティコカフェ アルアビス ｜ ディアモール大阪 (diamor.jp)
本当は東梅田にあるここの喫茶に行きたかったんだけど、並んでいたので諦めた。
サンシャイン - 東梅田/喫茶店/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)
２人ともランチでお腹いっぱいだったので飲み物だけを頼んだのだが、化け物サイズのコーヒーが出てきてびっくりした。
いや流石に化け物サイズは言い過ぎだけど、想定してた２倍くらいのサイズだった。
レジ前に展示してあるでっかいシュークリームとかでっかい生チョコレートみたいなケーキもめちゃくちゃ気になったけど我慢。
この友達とは中高の頃からの付き合いで、学生時代に交換ノートとかいう黒歴史製造御用達ツールをしていた仲である。
会って話すと２回に１回は交換ノートの話になるのだが、あえて大人になった今やったら面白いんじゃないか？という流れになり、東急ハンズにノートを買いに行くことに。
謎に郵送で交換ノートをする約束を交わし、京都へ向かう。
河原町で友達と合流し、バスで今宮神社方面へ。
今回の帰省の目的でもある、こちらのお店へ。
一和 一文字屋 和輔 - 北大路/和菓子 | 食べログ (tabelog.com)
なんとこちら、創業1000年以上だという。
京都の人間はプライドが高い、なんてイメージを持たれがちな京都ではあるが、その誇りに見合う歴史が確かに今も息づいている。
今回我々が訪れたのは一和さんで、真向いにもあぶり餅をだす「かざりや」さんがある。
どちらも軒先でお店の方が棒に刺したお餅の束を炭で炙っていて、ほんのり焦げたいい香りがする。
席に通されると冷たいほうじ茶が急須で出され、それを飲みながらのんびりお餅を待つ。
ちなみにメニューはあぶり餅オンリーなので、何人前かを聞かれるだけ。
同行した友人が小食だった事もあり、１人前を半分こする事に。
この、素朴ながらなんとも心惹かれるビジュアルよ。
きな粉をつけたお餅に白味噌のたれを絡めてあるというシンプルな代物だけど、白味噌の優しい甘さが癖になる美味しさ。
もうちょっと食べたい、くらいのサイズ感もすごく良い。
noteで素敵な食エッセイを書いている方の記事でこのお店を知ったのだが、今回来れて本当に良かった。
この辺りにある完全予約制・持ち帰りのみの和菓子屋さんもすごく気になっていたのだが、一番食べたかった栗きんとんが10月からだったので断念。
来年は10月に帰省して是非ここの和菓子を堪能したい。
嘯月 （しょうげつ） - 北大路/和菓子 | 食べログ (tabelog.com)
私の泊まっているホテルが二条城の近くだったので、バスでその周辺まで戻りチェックイン。
今回泊まったのはこのホテル。
https://hedistarhotel.com/kyoto-nijo/
漫画が読み放題！という最高に楽しそうなホテルだったので予約したのだが、結局このホテルに滞在したのは6時間くらいだったのでほぼ漫画は読めず笑。
割と新しいホテルでフロントもお部屋も綺麗で良かった。
晩御飯は三条のお店を予約していたので、三条会商店街をのんびり歩きながら向かう。
友人は以前この辺りに勤めていたらしく、「このお店は美味しい」「ここは流行ってるけど味は大したことない」とガイドしてくれたので楽しかった笑。
晩御飯のお店はこちら。友人ご推薦のお店。
路地裏にあるこじんまりとしたお店だが、店先には「今日はご予約で満席です」の文字が。予約してくれた友人に感謝。
ひとまずハイボールと生ビールを頼み、わくわくしながら料理を待つ。
鳥刺しももちろん美味しいが、私は小学生の頃から大の馬刺し好きである。
ある日、両親に連れられていった家の近所の炉端焼きで生まれて初めて馬刺しを食べ、「この世にこんな美味しいものがあるのか」と驚愕し、その後１か月くらい母に晩御飯の希望を聞かれたら馬刺しと答えて却下され続けたのは良い思い出。
部位はすっかり忘れてしまったが、白いのはタテガミ、その左隣は赤身の昆布〆だったと思う。
どれも素晴らしく美味しくて、飲み込むのがもったいないくらいだった。
九州の甘いお醤油がさっぱりした馬肉にはよく合う。
可愛らしい生麩が３つ。黄色いのがかぼちゃ、緑がよもぎ、ピンクは忘れた。
それぞれ合わせてある味噌が違っていて、もちもちの生麩の食感が楽しい。
こちらで出している日本酒は、京都と滋賀のものだけだそう。
メニューは無く、完全におまかせ。京都や滋賀のお酒はあまり飲んだことがない（忘れてるだけかも）ので楽しみに待っていると、可愛いおたふくさんラベルの日本酒が。
滋賀のお酒だそうで、少しガス感があるがまったり甘めのお酒だった、気がする。
例によって美味しかったことしか覚えていない。
西京焼き好きとして、頼まずにはいられなかった一品。
普通のローストの方が鴨本来の味を楽しめたのかもしれないが、こちらは西京の漬け込みが割とあっさり目で、ほんのり白味噌が香る程度。
本当にお肉なの？と思う位プルプルで繊維っぽさが全然無い。脂が結構乗っているけれど、全然くどくなくて口の中で溶けていった。
締めは肉寿司。左の色が薄いのが鴨、右の濃いのが馬。
鴨ってかなりこってり目のお肉という印象だったけれど、生で食べると結構あっさりしている。馬肉もそうだけど、肉っぽい臭みみたいなものが全然無いんだよね。
なのに肉の旨味はしっかり感じられるので、食べながら頭にはてなが浮かんでしまう。
鹿や猪は結構独特の臭みがあるのに不思議だ。
もうちょっと気楽な居酒屋でだらだら飲みたいね、という事で場所を移動。
京都在住の友人に全てお任せして連れて行ってもらったお店がこちら。
真夜中食堂 鳥獣戯画 - 大宮/居酒屋 | 食べログ (tabelog.com)
我々はギリギリ滑り込めたが、その後もひっきり無しにお客さんが来ていてずーっと満席状態だった。
赤だしと青唐辛子のお浸し。お浸しはともかく、赤だしも２人で１杯なん！？と何故か爆笑。箸が転んでもおかしい年頃はとうに過ぎ去っているけど、いくつになってもしょうもない事で笑える友人は貴重だ。
他にもれんこんの揚げ出しとか、えいひれとか出汁巻きとか頼んだが、写真は無い。
もうお喋りに夢中だったので致し方なし。
ここで飲んでいる最中に、友人が行ってみたいバーがあるというので更に３軒目に移動。
Bar Look Me(@lookmekyoto) • Instagram写真と動画
男性の入店お断りという、女性だけのバー。
我々以外は皆さんお一人でいらっしゃっていたが、店員さん含め皆さん気さくに話しかけて下さって、すごく居心地が良かったな～
何を飲もうか色々と迷ってた時に、店員さんが持ってきてくださった焼酎。
確か全部芋だったかな？いまかのを飲んだけど飲みやすくて美味しかった。
店内が暗めなので写真が見えづらいが、素敵な刺繍のラベルがついているウイスキー。
どちらか頂いたはずなのだが、どっちだったかは忘れた。
女性が一人でも気楽に飲める場所って意外と少ないと思うので、こういうお店がもっと増えてくるといいなぁ。
こちらのお店でまったり飲んでいたらいつのまにかド深夜になっており、タクシーで帰宅。
朝から深夜まで一日遊び尽くして最高に楽しい１日だった。
