呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

Buvette / STAR BAR / MIXOLOGY SALON@日比谷&銀座

タイトルが長い……

先日、職場のNさんから当日朝に急なお誘いをいただき、ミッドタウン日比谷にあるSTAR BARさんにお伺いする事に。

https://www.starbar.jp/star-bar/

ただ、こちらはいわゆるオーセンティックバーなので、ビールなんかは頼みづらい雰囲気らしい。
という事で、同じミッドタウンの1階にあるBuvetteさんで軽く飲み食いしてから伺う事に。

https://buvettetokyo.com/

夕方17時頃に伺ったのだが、少しだけ並んで待った。
流石日比谷、みんな夕方から優雅な時間を過ごしている。

メニューはQRコードで読み取る形、写真付きで見られるので楽しい。
QRコードでメニューを見たり注文したりするお店、最近ちょこちょこ見かけるが私は好きだな。

ぶどうのカクテル

Nさんが遅れると連絡があったので、適当にハイボールでも頼んで待っていようかと思ったが、店員さんが「メニューには無いんですけどぶどうのカクテルおすすめです!」と仰ったのでそれを頂く事に。
自家製のぶどうのシロップと白ワインともう一つ何か(忘れた)のレシピだった。
まさかのカラフェ付きで来たのでたっぷり飲めて嬉しい。
ほぼジュースみたいな感じだったけど、ぶどうの果肉もいっぱい入ってて美味しかった。

チキンレバーペースト

私は焼鳥のレバーやレバニラは苦手だが、レバ刺しとレバーペーストは大好きというよく分からない嗜好の持ち主である。
ここのレバーペースト、レバー特有の臭みが無い上に見た目よりたっぷり入っていて、付いてきたバケットに盛りだくさんに乗せて食べると最高だった。

ラタトゥイユ

バケットにシェーブルチーズとラタトゥイユがたっぷり乗って出てきた。
ラタトゥイユ、昔はあまり好んで食べなかったけど今は大好き。
お野菜の甘みとトマトの酸味が絶妙で、とろとろに煮込まれてて美味しかった~!

Buvetteさんはこの辺りで引き上げ、いざSTAR BARさんへ。
お店はなんというか、説明が上手く出来ないんだけどオシャレな廊下だと思ってたらそこが店だった!みたいな感じ(?)
いつまで経ってもこういうお店は緊張してしまうが、バーテンダーさんはとても物腰の柔らかい方でちょっと安心。

マティーニ

バーに行くと大体はゴッドファーザーかブラックルシアンを頼むのだが、今回はNさんがお好きなマティーニを頼んでみる事に。
最後にレモンを軽く絞って下さるのだけど、その絞り方が芸術的すぎて見とれてしまった。
バーテンダーさんがカクテルを作ってくれるところ、お寿司屋さんが寿司を握ってくれるところなど、職人さんの技を間近で見れる機会が大好き。

ドライフルーツ

チョコレート盛り合わせ

少し摘まめるものも欲しくて、ドライフルーツとチョコレートを注文していただく。
ドライフルーツも美味しかったけど、チョコレートの盛り合わせがめっちゃ美味しかった…!
棒が差してあるやつ、ウイスキーラフロイグが練りこんである生チョコで、ラフロイグ苦手だからどうかな~と思ったんだけどすごく美味しかった!
小枝の長い版みたいなスティックチョコはミントチョコで、こちらも美味しかった~

グラスホッパー

これは友達に「多分好きなやつだよ」と勧められて以来、ハマっているカクテル。
ミントチョコが大好きなので嫌いなわけがないのだが、何故か今まで飲んで来なかった。
ペパーミントリュールにホワイトカカオリュール、生クリームが基本のレシピ。
かなり甘くてデザートみたいだけど、ミントが入っているので後味はべたつかずすっきり爽やか。

ヴェスパーマティーニ

最後に頂いたのは007に出てくるヴェスパーマティーニ
ジンだけでなくウォッカも加わり、キナ・リレを使うレシピ。
ただし今はキナ・リレは手に入らないので代わりにリレブランを使っているとのこと。
マティーニと違い、レモンの皮の油を加える為にレモンを縁に乗せてあるのも特徴。

カクテルについてはド素人も良い所なので感想も稚拙になってしまうのだけど、どれもすごく美味しかった。レシピがシンプルなもの程、素材や作り手によって味が変わるというのは和食で特に感じる事が多かったが、カクテルもまさにそう。

本来はこちらで解散の予定だったのだが、Nさんが「玉露マティーニを出すお店があって、初めて飲んだ時衝撃を受けた」という話をされたので、連れて行っていただく事に。

https://ginza6.tokyo/shops/1239

席数が5席ほどの、こじんまりとしたバー。
お茶とカクテルがテーマのお店のようで、色んなカクテルを出していただくコースもあるが、単品でも注文できる。

玉露マティーニ

てっきり緑のマティーニが出てくるのかと思っていたら、美しい透き通ったカクテルが出てきてびっくり。
聞くと、ジンを蒸留する過程で玉露を入れている為、色は出ないのだという。
もちろんその玉露入りジンは自家製。なんという贅沢。

オリーブは別添え

どんな味がするのか未知数すぎてドキドキしながら口をつけようとすると、鼻に玉露の香りがふわりと広がる。
口に含むと、確かにマティーニなんだけど玉露の香りが鼻に抜けていく。
しっかり玉露を感じるんだけど、お酒を決して邪魔しない、あくまでこれはマティーニっていうのは崩れない。
終始「なんじゃこりゃ…!」と混乱しながら美味しく飲み干した。
コロナ前にはイタリアに出店する予定もあったらしいが、コロナで白紙に戻ってしまったそう。
是非、この新しいカクテルの可能性を海外でも広めていただきたい。

日本酒とはまた違う奥深さをこれでもかと堪能させていただいた日だった。
ご馳走様でした!