呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

日本酒と肴 ふるさと@新橋

先日、コメダ珈琲でデカ盛りの洗礼を受けた記事を書いた。
あの日はちょうど休日で、家で思いきりだらだらした後お腹が減ってコメダへGoしたので、あれがその日最初の食事だった。確か16時か16時半くらい。

それが原因なのかなんなのか、翌日めちゃくちゃお腹を壊した。
と言ってもお腹を下したわけではなく、ただ下腹部がキリキリと痛い。
4月にも似たような事があって、その時は内科で「病気っぽい症状はないから、多分空腹にいきなり食事を詰め込んで胃腸に負担がかかったんでしょう」と胃腸薬を処方されたのだが、今回は痛みが長引いた。
私の友人が以前、USJで遊んでいたら急に下腹部が痛くて立てなくなり、救急車で運ばれたところ婦人科系の病気だったことがあったのを思い出し、痛みが治まった頃に念のために婦人科で診てもらう事に。
その婦人科が銀座だったのだが、せっかく銀座まで来たのだからちょっと軽く飲んで帰るか~と思い立ち、ふるさとさんへ。

いつもお世話になっている、都内で唯一胸を張って(?)行きつけと言える貴重なお店。
しかし最近はお店からイベントなどでお誘いいただいて飲みに行く、のパターンが多かったので、たまには予約無しでふらっと訪れてみることにする。
(一人なら金曜夜でも行けるやろ精神)

お通し

こちらのお店の好きなところ、お通しをこうやって数種出してくれるところ。
美味しいものを少しずつつまみたい酒飲みにぴったり。
この日は春雨サラダ、カボチャの煮物、豚バラ大根。まだ暑いけど、秋が近づいてるなぁ…と思わせてくれるラインナップ。

1杯目

こちらでは、ほぼお任せで日本酒を出していただいている。
この日の一杯目は鍋島。大好きなお酒だ。無職だった頃、鍋島が酒の造り手の求人を出しているのを見て本気で佐賀への移住を考えたくらいには好きだ。
これ、鍋島の中でもめちゃくちゃ美味しかった。

お造り3種

日本酒を飲むのにこれを頼まなければ始まらない。
たこ、〆鯖、そしてかんぱちの幼魚である汐っ子。
汐っ子は初めて食べたけれど、かんぱちほど脂は乗っておらずさっぱりしていて、かつ旨味はあって美味しい。

桃モッツァレラと生ハム

一人だし食べられる量にも限度がある…とメニューを睨んで吟味していたら、日本酒メインの居酒屋では珍しい文字を発見。
モッツアレラは美味しい、桃と生ハムも美味しい、それが3つ合わさったらもっと美味しいに決まっている。
桃1個丸々使っていて、1人で食べるにはちょっと多いから少な目で出そうかとお声がけ頂いたのだけれど、大好物だから絶対ペロっと食べられるので通常ポーションでお願いした。
結果、難なくペロリである。桃は熟々ではなく少し固めだがしっかりと甘味があって、サラダにぴったりの食感。
桃と生ハムを食べるか、桃とチーズか、はたまたチーズと生ハムか。
組み合わせを色々と楽しみながら美味しく頂ける一品。

2杯目

2杯目には吉田蔵uを。こちらもお任せで出していただいたもの。
吉田蔵uは初めて見たが、聞くと手取川を作っている酒造の別ラインだそう。
これも先の鍋島と同じく、少しガスが感じられて好みのお酒。
百万石乃白という、石川県が開発した酒米でまだまだ希少な品種らしい。
日本酒の消費量が年々減っている昨今だけれど、作り手の方がこうやってずっと美味しいお酒を造ろうと努力して下さってる事を知ると、ますます日本酒が好きになってしまう。

ハムカツ

最後の一品は悩みに悩んでハムカツに。
これ、写真だと分かりにくいけど薄いハムが何層にもなって分厚いカツになってるの。
いわゆるミルフィーユカツなのだけど、そういうのって大抵間にチーズとか大葉とか入ってたりする。でもこれは純粋にハムのみの層で構成されていて、肉を食べてる!っていう満足感があるのに脂っぽくなく、衣のボリュームとのバランスも絶妙。
おかわりしたいくらい美味しかった。

3杯目

最後にいただいたのは、ふるさとさんと言えばの賀儀屋。
秋の限定酒で、火入れならではのまったりとした味わい。
ここまではそうでもなかったけど、こちらを頂いたら妙に酔っ払った笑。

滞在時間は1時間くらいだったけど、お店の方とも色々お話しさせていただいてあっという間の時間だった。
実は来週にも伺う予定があるので、この食事メニューは残しておいて欲しい…と無茶なお願いをしておいた。
(ふるさとさんは夜のアラカルトメニューも日替わりである、すごい)
ご馳走様でした!