呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

レストランサカキ@京橋

先日、友達と訪れてめちゃくちゃ美味しかったレストランサカキさん。

こちらで頂いた牛ホホの赤ワイン煮込みがとてつもなく美味しかったので、牛ホホ好きな職場のNさんに自慢したところ、サカキさんにご一緒する事に。

アミューズ

炭を練りこんだポンデケージョは前回と同じだが、赤ピーマンのタルトはニューフェイス
ポンデケージョは相変わらずモチモチでチーズの風味も強く美味しい。
赤ピーマンのタルト、確かにピーマンなんだけどエグみが全く無くまろやかで、タルト生地のバターの香りとプチトマトの優しい酸味と合わさってすごく美味しかった。

アミューズその2

続いてメヒカリのフリット
メヒカリはその名の通り目が光っている深海魚。小さな体にギョロっと光る目が印象的だけど、身はふっくらしていて白身だけど脂がのって美味しい。
魚自身の美味しさもさることながら、衣と身のバランスとか揚げ具合も完璧で、この完成度の料理をアミューズで頂いていいんですか!?という感じ。

冷菜

せっかく2度目の来訪なんだから、前回と違うものが食べたい…でも前回頂いたお料理をリピートしたい…ああでも…と前日から考えに考えあぐね、何とか冷菜を「サーモンの燻製」に決めたところ、何と品切れ。
それならばとこの「生ハムと無花果」を選んだが、大正解。
(まあ何を選んでも大正解のお店なんだけど)
桃やメロンなんかの、果汁が多くてフレッシュな果物もいいけれど、無花果のような水気が少なくてしっとりした果物と生ハムもすごく相性が良い。

温菜

温菜も迷いに迷って、穴子フリットに。
テーブルに供された穴子のデカさにたまげる。20cmくらいあった。
さっきのメヒカリのフリットは衣が薄かったけれど、こちらのフリットは少し衣が多めについていて穴子の強さに負けていない。
上にかかってるかえしのような甘味の強いソースも美味しくて、くどくないのにしっかり存在感がある。
付け合わせのきゅうりのソテーも爽やかで美味しい。

お魚料理

コースで唯一決まっているお魚料理は、真鯛ポワレ
大変申し訳ないが、穴子フリットとこの後出てくる肉料理のインパクトがあまりにも大きくて、正直このポワレは美味しかったことしか覚えていない。

ラニ

前回に続き、スイカのグラニテ。
Nさんの感想が「めっちゃスイカ!」だったのだが、前回の我々と全く同じで笑ってしまった。

お肉料理

肉も大いに悩んだが、口コミで見て気になっていたフリカッセを選択。
フリカッセとは、フランスの家庭料理で白い煮込み料理の事を指すらしい。
バターと生クリームがこれでもか、というほど主張してくる濃厚なソース。
更にそこにバターライスが添えられているという牛と鶏の恵みに溺れる罪深いメニュー。
このソース、あまりに美味しすぎて一滴たりとも残したくなくて、既に4個もパンを食べていたのに更におかわりしてしまった。
鶏肉と絡めても、バターライスと一緒でも、パンにつけても美味しすぎて、今日のMVPは穴子かな~と思ってたのにメインの貫禄を見せつけられた気分。

デザートその1

前回迷ったクレームブリュレを今回は選択。
お腹はもうキャパシティをとうに超えていたけれど、このこんがりと焼けた砂糖の美味しそうな香りを嗅いだら別腹が発動した。
カラメルをスプーンで割る時の高揚感、何物にも代えがたい。

チーズ盛り合わせ

甘い物を節制しているNさん、デザートは私が2つ食べていいよとメニューの選択権を譲ってくれたので、なら甘くないやつにしようとチーズの盛り合わせを選ぶ。
そしたらなんとチーズはあまりお好きじゃないらしい。
ワイン好きならチーズも好きだろうと思い込んでしまっていて申し訳ない。
チーズはどれも美味しかったけれど、ここらで本当に本当の胃の限界に到達。

ミニャルディーズ

食後のカフェor紅茶と一緒に一口サイズの可愛いお茶菓子が出る。
普段ならポイポイと口に放り込むところだけれど、この日は流石にお腹が限界で持ち帰り用に包んでいただいた。

二度目の来訪だが、前回に勝るとも劣らない感動をいただいた。
質と量が両立していて、安っぽい雰囲気ではないが肩肘張らずに伺える、何もかもがちょうど良い素敵なお店。
一人でもサクッと伺いたいが、ネットでの予約は2名からなのでまた誰かを誘って定期的に伺いたいくらい、大好きになっちゃったな。
ご馳走様でした!

~おまけ~

サカキさんに伺う前、時間があったので日比谷の「ル・プチメック」さんでパンを購入。
この日は雨だったせいか全く列が無くて、パンをゆっくり選ぶことが出来た。
サカキさんを訪れた翌日、早速頂く。

軽めのご飯

前日に食べ過ぎたので、シンプルな食卓。
チーズオムレツとコーンスープ、昨日包んでいただいたミニャルディーズに、ル・プチメックで購入したオリーブとチーズのバゲット

オリーブゴロゴロ

こんな感じで、ギュっとつまったバゲットの中にオリーブとチーズがゴロゴロ入っている。バターを添えたけど、このままですごく美味しい。
外側はかなり固め(これはリベイクだったからかも)だけど、中はかなりもっちりしていて弾力があり、小麦の甘味が強く感じられる。
そこにグリーンオリーブとチーズの塩気が良いアクセントになっていて、食事の付け合わせにはもちろんだけど、これ1本で満足できるくらいパワーのあるバゲット

他に枝豆とグリュイエールチーズバゲットパン・オ・ショコラを購入したのでこちらもすごく楽しみ。
やはりここではハード系のパンが好みみたい。