2018年に立川に建ったばかりのソラノホテル。
去年か一昨年、友人に「シンガポールのマリーナベイサンズみたいなホテルが立川に出来たらしい！」と聞いてずっと気にはなっていたものの、小市民が気軽に泊まれるような宿泊代金では無かった為、訪れる機会は無かった。
そんな憧れのホテルでの食事に、なんと職場のNさんにお誘いいただき、これまた２つ返事で同席させていただくことに。ソラノホテルに行ってみたい話なんてしたこと無かったので驚いた。生きてると良い事あるな。
ちなみにクラッティーニ来訪と今回は同じ週だったので、完全なる贅沢week。
ソラノホテルにはいくつかダイニングがあるが、今回訪れたのは最上階にあるルーフトップバー。
宿泊者専用のインフィニティ・プールを臨みながら食事が出来る、という素敵な空間である。
何を隠そう、学生時代は八王子に住んでいたので立川では割と遊んだけれど、卒業してからどんどん立川が綺麗な町になっていって元八王子市民としてはちょっぴり悔しい。駅からソラノホテルへ向かう道中のバル街もいつか訪れてみたい。
泳いでいる人は少なかったけれど、この日は天気も晴で気持ちよさそう。
Nさんはこの日立川で仕事があり、それでお昼を誘っていただいたわけなのだが、遅れるとの事なので１杯先にいただくことに。
頼んでからノンアルコールである事に気付いたが、桃のフレッシュな香りと甘さが存分に味わえて美味しかった。
そうこうしている内にNさんがいらっしゃったので、コースを始めていただくことに。
夏らしく爽やかなブルーの差し色が入ったレモンスカッシュ。口の中がさっぱりして美味しい。
今回のコースはアマルフィをイメージしたものなので、地中海の魚や柑橘類などがふんだんに使用されている。
最初、アボカドに乗っているのは大葉かと思って警戒したが（大葉苦手）、フェンネルというハーブらしい。一瞬ガンダムのサイコミュ兵器かと思ったが、あれはファンネルだった。
フェンネルは苦手な香りじゃなかったので一安心。
完熟したアボカド、森のバターとは言い得て妙で、コクがあってトロトロで野菜とは思えない。アボカド、本当なら毎日家でも食べたいけど食べ頃を見極めるのが難しくて結局お店で食べるのが一番美味しいや、となってしまう。
海老の下のソースはレモンを丸ごと使っているらしく、割と淡白だが弾力のあるオマール海老の身とよく合っていた。
見た目はとてもシンプルだけど、海老とアサリとムール貝の旨味をたっぷり吸ったソースがパスタによ～く絡んでめっちゃ美味しい！！
アクアパッツァを初めて作ったとき、調味料が味を調える為の塩こしょうくらいだったので半信半疑で作ったんだけど、本当に魚介類から出るスープだけで美味しく出来たので感動した事を思い出した。イタリア料理は魚介類の美味しさの引き出し方が上手だから好きだ。
クリーム系のソースだけど、ライムの香りでさっぱりしているのでスルスル食べられる。もう１玉欲しい。
パルミジャーナとは、茄子とトマトと香草を重ね、チーズと一緒にオーブンで焼く料理だそう。そんなん絶対美味しいやつ……！
こういう料理の付け合わせの野菜は美味しいの法則。
こちらも勿論美味しかった。特にオクラ。焼いただけちゃうん…？プロってすごい。
スズキは自家製の燻製らしく、嫌な香りが全くしなかった。かと言って、燻製独特のスモーキーさがあるわけでもないので、あの香りが苦手な人でも気にせず食べられそう。身はふっくらしていてとても美味しかった。
最後のデザート。アイスケーキみたいな感じ。想像していたのと全く違った。
ヌガーってもっとネチョっとしているイメージだったけど、これはカリッサクッと香ばしくて軽い食感で、アイスの中の良いアクセントになっている。
普段、健康面から糖質を控えているNさんが「えげつないくらい美味しい」と仰っていて笑ってしまった。気持ちは分かる。
ホテルの最上階でランチ、というと気構えてしまうが、スタッフの方々はアロハシャツっぽい制服に身を包んでおり、全く肩肘張らずに贅沢なランチを楽しめる空間だった。お食事の一つ一つが丁寧で美味しくて、インフィニティ・プールが無くても食事が売りになるのでは、と思うくらいに好き。
ここからはNさんに提供していただいた、外観と内装のお写真をば。
改めてみると、本当に日本とは思えない。ホテル周辺は緑も多く、都内に住んでいてもリフレッシュの為にこちらに宿泊する価値はあると思う。
ご馳走様でした！
この週は舌を甘やかしすぎたので、週末は納豆・キムチ・味噌汁・ご飯・蕎麦で過ごした。
飴と鞭、大事。
