呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

苦手な食べ物

嫌いな食べ物というのは少なければ少ないほど良い。
というのは頭で分かっていても、どうしても好きになれない食べ物がある。

プロフィール欄にも少し書いているが、パクチーとしいたけが特に苦手。
他にも三つ葉、春菊、大葉、みょうが、柚子、炊き込みご飯、山菜類などはなるべく避けたい。
他にも何となく好きじゃないものとして、五目〇〇とか八宝菜みたいな、具沢山の料理があったりする。

流石にいい大人なので、外での食事に上記のものが入っていても避けて残したりはしない(大葉のてんぷらなんかは好きな人にあげちゃうけど)。
本当に飲み込めないほど苦手なのはパクチーだけだから、外食で困る事も無い。
外食で困る事はないけれど、私の母は困っていた。というか怒っていた。
両親はどちらも嫌いなものが無いタイプで、特に私が苦手な炊き込みご飯やらしいたけやら、中華丼やらが大好きなので、食事のメニューが制限される事に文句を言っていた。
八宝菜は好きじゃないのに筑前煮が好きなのは何でなの!?なんて詰められたりもした。自分でも分からないよそんなの。
今、自分で食事を用意するようになると母が文句の一つも言いたくなる気持ちが分かるのだけど、当時は「そんな事言ったって嫌いなものは嫌いなんだからしょうがないじゃん」と不貞腐れていた。

好き嫌いは食育が大きく影響する、なんて説もあったりするけれど、それならどうして好き嫌いのない両親から私のような選り好み人間が生まれるのだろう。
舌は皆同じ細胞で構成されている筈なのに。

好き嫌いの無い人からしたら、単に甘えにしか見えないだろうけど、これでも昔食べられなかったひじきやもずくなんかは好物になったし、少しずつ成長しているので生温く見守っていて欲しい。

何でこんな記事を書いたのかと言うと、今日遊びにくる友人が柚子酒を持ってきてくれるらしいのだ。
柚子は苦手だから持ってこなくていいよ、とは流石に言えない。
はてさて、私は今日柚子を好きになれるのか、それともまたちょっぴり距離を置くのか。