呑んべんだらり

三度の飯と酒が好き

四万十川 銀座

昔勤めていた会社の飲み会で、チェーンの居酒屋さんである「わらやき屋」というお店に行った事がある。
名前の通りカツオの藁焼きが売りのお店で、たたきを食べた事は数あれど藁焼きと銘打ってるものを食べるのは初めてだった。
売りにしているだけあってものすごく美味しくて、カツオってこんなに美味しいお魚だったっけ?と驚いた記憶があるが、それ以来藁焼きを食べる機会は無く過ごしてきた。

そんなカツオの藁焼きと、「カツオの藁焼きが食べたい!」というNさんの鶴の一声により再会する事に。
ふるさと納税では毎年カツオのたたきを頼むくらいにはカツオが好きだけれど、外食で「何を食べようか?」となった時にカツオをピンポイントで挙げる意識が無かったので、今日は美味しいカツオを食べるんだ!と謎の気合が入る。

伺ったのはこちらのお店。

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13117852/

人気店のようで、早い時間に行ったのに席が結構埋まっていた。
通された席がカウンターかつ焼き場の真ん前だったので、これは焼いているところが目の前で見れる特等席では!?と興奮。

お通しの野菜たち。
野菜につける用のソースは3種類くらいから選べるのが嬉しい。
私は味噌を選んだ。

待ってましたの藁焼き。
身がギュッと詰まってねっとりしていて、藁の香ばしい香りが皮目についていてめっちゃくちゃ美味しい。
ポン酢LOVERの私だが、カツオに関しては塩で食べるのが好き。

あおさの天ぷら。
これ、とんでもない伏兵だった。すっごく美味しい。
あおさのお味噌汁が大好きだから頼んでみたけど、天ぷらにしても最高じゃん。海藻を食べる文化を育んでくれた先達に感謝。
口に入れたらあおさの良い香りがふわーっと広がって、衣もサクサクであっと言う間に平らげてしまった。

前菜の盛り合わせ。左からどろめ(いわしの稚魚)、鴨ロース、藁焼き明太子とうずらの卵。
どろめは生しらすのような感じ。鴨はしっとりしていて脂が甘くて美味しい。
こういうちょこちょこ食べてみたいものを盛り合わせにしてくれるとすごくありがたい。

牛タン焼き。
結構塩気が強かったが、牛タンは独特の歯ごたえが楽しめて付け合わせの玉ねぎと食べるとさっぱりしていて美味しい。
肉の部位では牛タンが一番好きになってきたかもしれない。

カツオの棒寿司。
お腹は結構いっぱいになってきていたが、バッテラ好きの関西人の血が騒ぎ、カツオの棒寿司は珍しいから絶対に食べねば!ええいままよ!と注文。
結果大勝利。めちゃくちゃ美味しかった。
棒寿司なのでシャリもギュッと固められているんだけど、カチコチではなくて口に入れるとちゃんと解ける。
酢の効き具合もばっちりで、カツオとの相性もすごく良かった。
お寿司屋さんで出てくるカツオよりこっちの方が好みかもしれない。

こちらの藁焼きは豪快にダクトまで届くような炎で焼き上げていて、すごく見ごたえと迫力があって楽しかった。
本当に真ん前で焼いていたので自分もちょっと焼けてるんじゃない?ってくらい暑かったけど笑。

四国の中では高知と徳島に行った事がないので、いつか高知に行ってお腹いっぱいカツオを食べてみたいな。
ご馳走様でした!